撃沈! 対いじめっ子&パワハラ店長武勇伝!
幼少期から青年期はいじめとの闘い
さて、今回はいつもと一味違う話題ということで、僕が実際にパワハラに対して勝利した武勇伝である。
何故そのような話をするかというと、現代日本ではあまりにもこの手の害悪に苦しめられている人達が多く、僕の経験が少しでも彼らの役に立てればという思いからである。
元々僕は学校でもどちらかというといじめられる事が多かったが、時には逃げ、時にはやり過ごし、時には果敢に闘うこともあった。
高校時代にはいじめられた事はなかったがそれでも変わり者として一定の人気があった一方で疎んじられてもいたと思う。
大学時代はいじめられるというよりは無視されたり影で悪口を言われたり足を引っ張られるという嫌がらせを当時参加していたサークル内で受けたが、そちらは取るに足らないので今回は特に話すことはない。
と、前置きが長くなったが本題に入るとしよう。
コンビニでのパワハラ店長
さて、それよりも私を苦しめていたのは某コンビニでバイトしていた時の事である。
僕は色々なバイトをしてきたが、コンビニのバイトは初めてで不慣れだった。どうしても仕事が遅くて要領が悪かったのは否定できない。高校生バイトの方が仕事ができるので悔しい思いをすることも多かった。そんな中でも何とか仕事を覚えようと必死で歯を食いしばって頑張っていた。
ところが店長はろくに仕事も教えてくれないどころか、何かミスをするとすぐに怒鳴って罵声を浴びせてくるわ、今なら立派なパワハラである。
今思えばどうやら僕が大学生だったことに激しいコンプレックスを抱いていたのも一因らしい。
ある時、お釣りを間違えてお金が足りなくなってしまい、そのことを散々なじられたうえに給料から天引きされた。こちらのミスなので謝ったし、引かれても仕方がないとその時は悔し涙をこらえていた。
しかし問題はそのあとだ。
逆にお客さんに渡すまいお釣りが足りなくてお金が多くなりすぎた時にそれを猫糞して喜ぶ店長を見てしまった。
僕は猛烈に腹が立って殴り倒してやりたいという気持ちを必死で押し留めた。
いよいよ決戦の時
本当はそこで辞める事もできたが、どうせならその前に礼をしたいと思った。懲らしめてやることにした。
僕は元々歴史好きだ。孫子の兵法や様々な歴史書を読んでいたのでどうやってやっつけてやろうか作戦を練っていた。
考えた末、油断させて奇襲攻撃をかけることにした。
臆病で気弱な風を装い、店長を欺き続けたら功を奏してますます尊大になり、ますますひどい言葉を吐くようになっていった。同時に気が大きくなって油断して無防備になっていった。
『まだまだだ』
僕は忍耐強くチャンスを待った
とびきりの暴言を吐くのを待っていたのだ。
ついにその時が来た!
ある時、『お前みたいな馬鹿見たことないわ!』
僕は、ついにチャンスが来たぞと心の中でほくそ笑んだ。
『今何て言いましたか?』
そう問うと、店長は急に動揺しはじめた。
更に追い打ちをかけるように
『もういっぺん言ってみろ! 今何言ったかって聞いてんだよ!』
それまで耐えてきた怒りとともに凄い顔で睨みつけて大きな声で言った。
元々油断していたところへまさかの奇襲攻撃!
強烈な言葉のパンチを食らって奴は腰を抜かしてしまった。
やったぜ! 勝利!
このときの戦勝は大きな自信になり、その後も幾度となくそのような輩に遭遇したが、もはや僕にとって怖い相手ではなくなった。
後日、最後の給料を受け取りに行ったとき、店長はそれを渡すとそそくさと奥の方へ逃げてしまった。
よっぽどこたえたのだろう。
この給料は純粋に労働に対する対価で、額は大したものではないが、私にとっては戦利品であり、敵から分捕った賠償金という特別な意味を持った。
もう使い道は決めていた。
それで買ったのがこの本
そう。経済的、時間的自由を得るための最初の資金にしたのだ。
それから何年もたち、僕は今の会社に就職して正社員として働き、妻子を養っている。
店長からいつか言われた『お前なんかどこへ行っても使い物にならんわ』といった言葉を見事に覆した。
今の会社は外国人の会社だが、社長も他の従業員も皆いい人ばかりで本当に大切にしてもらっている。
こうしてみると、今の日本の企業社会がいかに異常だか分かる。
まだまだ終わりではない。
もっと上を目指したいと日々少しずつでも前進しているつもりだ。
歩みはのろいが、必ず時間とお金の自由を手に入れるという当初の目的は達成すると心に決めている。
おわりに
いじめっ子やパワハラに苦しめられている人達へのメッセージ。
今日本に多くはびこっているいじめっ子やパワハラ上司など取るに足りない存在だということだ。
奴らに虐げられ、苦しめられている人達に必要なものは知恵と勇気と行動である。
復讐や仕返し、相手を呪うのが目的ではない。
彼らへの勝利は相手に勝ったのではない。自分に勝ったのである。
勝利は大きな自信へとつながる。
どうかこうした逆境に負けず、幸せになってほしい。
この本があなたの強い味方になってくれるだろう。