イスラームとの出会い 入信に至る道 その3

苦戦の末何とか潜り込んだ大学だけど、入ってからは地獄が待っていた。泥縄式に勉強した高等数学では授業についていけず、苦戦を強いられることに。焦りとプレッシャーの重圧が重くのしかかってきた。

しかもそれまでの受験勉強で消耗しきっていのと、遊びたい欲求もまた強く、サークル活動に励む毎日。そちらでも人間関係のこじれや役職でひどい目に遭い、更にバイトもうまくいかず、酒を飲んだくれて2年の頃の私はもうボロボロだった。

そんな中で、人生の師ともなるある教授と出会う。基礎教養の先生で、心理学や宗教学が専門の熱心なクリスチャンだった。私は師の授業に深く感銘を受け、励まされていつしか研究室に出入りすることとなった。

師は私の話を聞いて相談に乗ってくれたし、色々な話をした。師を通じて、それまでの私が無神論唯物論を貫いてきた結果、それでは魂が救済されないことと、多くの矛盾を感じていた。

私は神の実在を信じるようになりつつあった。

今日はここまで。続きはまた。
インシャラー。