明菜ちゃん復帰!?

中森明菜がデビューしたのは僕がまだ幼稚園年長の時だった。

それから40年。2017年のディナーショーを最後に表舞台に出なくなって久しい。

最盛期だった80年代には、テレビでもラジオでも彼女の曲が流れていて、その中でも『スローモーション』『北ウイング』『ジプシー・クイーン』『難破船』などは大好きだった。

奇抜な衣装とパフォーマンス、特異なパーソナリティのためかよく、『不良っぽい』と言われていたのを覚えている。しかし、子供心に僕はそうは思えなかった。

DESIRE

とても真面目な人だというイメージだった。

人気があるのは容姿やスタイルのためだけでではない。

アイドル当たり年と言われた同じ82年デビューの歌手達の中でもその歌唱力や表現力は群を抜いていた。歌もダンスや振り付けも素晴らしい。歌も、ダンスも上手い

髪のセットや衣装の選定、振り付けも全て明菜自身のものであると言われるし、そのセンスの良さには恐れ入る。時には作詞も自身でする。

実は作詞は初期の頃からしており、『夢を見させて』はまだ10代の頃の明菜自身の作詞によるものだ。

89年の近藤真彦との失恋のショックでの自殺未遂騒動、悪名高い『金屏風事件』以来約1年間の活動休止期間には作詞の先生に師事して勉強していたという。

活動再開後のライブの動画を見ると、活動休止以前と比べて歌唱力や表現力が落ちるどころか、大きく成長していたのには感銘を受けた。

ヒット曲の殆どは有名な作詞家や作曲家からの提供であることが多いが、その影に隠れるようにひっそりと歌われる明菜自身の作品。

地味で目立たないけど素直な気持ちで書かれていて深く心に染み入る。他のヒット曲も好きだけどそれ以上に好きである。

これほどの人は90年代以降の若手では見たことがない。

最近では2000年以降の世代の中にさえも新たなファンを獲得しているという。

もしも例え0·000…1%の確率で明菜さん自身がこのブログを読んでいたら、あるいはマネージャーや事務所の方が目にする事があったらお伝えしたい。

『明菜さん、素晴らしい歌とパフォーマンスをありがとうございます。あなたの歌に励まされて元気になれました。』

それから、何と! 最近開設された明菜さんのツイッターアカウントで活動再開をほのめかす発表が!

元気そうで何より。嬉しい限りである。
https://twitter.com/akinan_official?t=LhYSKA1FhChNOBmGj5LJqg&s=09